【仙台市青葉区】花霧居――穏やかな時が流れるお花屋さん

正面から見た花霧居の外観

みやぎ生協柏木店がある北七番町通りの一方通行路。ここに、周囲のビルやマンションとは一風変わった雰囲気を醸し出す、グリーンの蔦に覆われた小さな建物があります。蔦の葉の隙間から顔を覗かせる「花霧居」の看板を頼りに、そのドアを開けてみました。

目次

ここは…お花屋さん?

生い茂るツタや草花、そして満開のスモークツリーに埋もれそうな2階建ての小さなビル。物語の舞台にもなりそうなこの場所にあるのは「花霧居(かむい)」というお花屋さん。一歩足を踏み入れると、夏の熱い日差しとは打って変わったひんやりとした空気を感じます。数十種類の花々がゆとりをもって飾られている店内は、花屋というよりもアトリエやサロンに近い雰囲気。買い物客や保育園帰りの親子で賑わう通りの音さえ、どこか遠くに聞こえます。

花霧居の店内(正面)
お花も快適に過ごせる涼しい店内。太陽光が入りにくい北向きの物件は、お花屋さんには最適なのだとか。

お花への「愛」を感じるこだわり

奥の白いカーテンの向こう側から「いらっしゃい」と出てきてくれたのは、花霧居のオーナーであるみちこさん。小さいころから、道端に咲いている草花を摘んで飾るほど、大のお花好きだったといいます。

実は、花霧居には、一般的なフラワーショップで目にする花用の冷蔵ショーケースがなく、お花に値札も付いていません。「お花がイキイキとしている姿で飾りたい」「お花にのびのびとしていてほしい」という、純粋にお花を愛するからこそのこだわりなのだそうです。

確かに、周りを見渡してみると、一つひとつのお花の美しさが際立っています。時折店内に入ってくる風が花々の間を通り抜けていくので、心なしかお花も嬉しそうです。

花霧居の店内(左側)
目が行き届く分、見たことのないお花にも興味が湧きます。

独自のスタイルでもうすぐ40年

お花を何よりも大切にするスタイルは、38年前にお店をオープンしたときから変わっていないといいます。上杉の宮城中央病院近くで10年。そして、入居していたビルの建て替えに伴い、現在の場所に移転して28年。今でもお店には、移転前からの常連のお客様がいらっしゃるのだとか。

一目で花屋だとはわかりにくい分、「ここって花屋さん?」「入ってもいいですか……?」と遠慮がちに声をかけられることも多いそうですが、「一度来れば、来てみて良かった。また来ます!って言ってもらえるの」と、みちこさんは嬉しそうに話します。そんなお客様たちの言葉は、安心できる家に帰ってきたようなあたたかい雰囲気と、人も花も包み込んでくれるみちこさんのお人柄が生み出すものではないでしょうか。

花霧居の店内(右側)
毎日たくさんのお花に囲まれていられること。それがみちこさんの幸せなのだそう。

コーヒー1杯の代わりに、1輪のお花を

お花が一つあるだけで、お部屋の雰囲気はパッと華やぐもの。疲れたときに緑を眺めれば、なんだか癒されたような気持ちになれる。そう考えているというみちこさんからのメッセージがこちら。

「有名なコーヒーチェーンでドリンクを買うのもいいけど、同じ値段でお花を買うのも素敵なことよ」

ちなみに、この日は偶然、店内に「カフェラテ」という名前のバラもありました。今では、私の毎日にも「花を飾る」という習慣が加わっています。忙しない日々から離れて、花々と穏やかな時間を過ごせる花霧居へ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

カフェオレという名前のバラ

店舗情報

花霧居
住所宮城県仙台市青葉区柏木1-39
電話番号022-276-1877
営業時間13:00~19:00
定休日日曜日・祝日

最新情報は、お電話にてご確認ください。

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この記事を書いた人

宮城県在住歴30年超のWebライター。前職は県庁職員。県内全市町村に足を運ぶ中で出会った場所やお店、人の魅力を発信中。「人と話すこと」と「美味しいものを食べること」が大好き。

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